神奈川の種子植物 その2
箱根、丹沢の山地は、日本の植物区系からはフォッサマグナ地域に属しています。
フジアザミ、マメザクラ、カナウツギ、ハコネコメツツジ、サンショウバラなど、多くの特徴ある種類を育みました。
また、両山地の中腹(標高約800m)以上はブナ帯として知られ、ミヤマハンノキや、ダケカンバをはじめ、フタバラン、クルマユリ、マイズルソウなど、高山植物図鑑に登場しそうな種類も生息していて楽しいです。
さらに両山地には共通点が多いですが、その分布に多少の相違が見られることも調べられています。
たとえばヒメシャラは箱根に多く丹沢には少ない、などです。
多くの谷が樹枝状に延びている相模台地や多摩丘稜の地は、昔から農耕地として利用され、薪炭材として需要の多いクヌギ、コナラを主とする雑木林もあります。
またスジダイ、タブ、シラカン、ウラジドガシなどを主とする照葉樹林も点在して、住時を偲ばせています。
沿岸部に多いシイ、タブ林には、カクレミノ、シロダモ、アラカシなどが混在し、内陸部に多いシラカシ林には、ミズキ、ケヤキ、ムクノキ、ハリギリなどが混在しています。